実験中
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電力パケット制御方式永久磁石補助スイッチトリラクタンスモータを搭載したゴルフカートの走行実証試験

場所:

プロムナード

RESEARCHER
走行実験予定のゴルフカート。

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電力パケット生成実験の風景

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永久磁石補助スイッチトリラクタンスモータ

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どんな実験?

デジタル電力処理に基づくモータ駆動システムを開発し、それを搭載したゴルフカートによる走行試験を桂キャンパスプロムナードで実施します。

引原隆士教授、持山志宇助教(電気工学専攻)らのグループは、情報通信技術におけるパケット通信に着想を得た、電力パケット伝送システムの研究開発を推進してきました。電力パケットは、単位パルスに分割した電力に、その伝送に関わる信号を情報タグとして付与した伝送単位です。電力パケットを単位とした時分割多重伝送により、電源負荷の多対多ネットワークにおける需要と供給に合わせた電力のデジタル処理が可能となります。

一方、中村武恒特定教授(電気工学専攻)らのグループは、永久磁石補助スイッチトリラクタンスモータの研究開発を推進してきました。同モータは、固定子巻線に適切な条件でパルス電流を印加することで、固定子に組み込まれたアルニコ磁石の磁束量を可変とでき、広範な駆動範囲において高効率が実現されます。

本研究では、これら2つの技術を合わせて、電力パケットによる永久磁石補助スイッチトリラクタンスモータの駆動システムを開発します。電力のパケット化にもとづき情報と物理の統合的取り扱いを図る全く新しいアプローチにより、個々の要素の最適化に留まらないシステム全体の統合による新たな機能創出を目指します。本実証実験で得たデータをもとに提案システムの優位性を示し、自動車などへの応用に向けた足がかりとします。

※実験は期間中に3日程度実施される予定です。

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