桂の庭

SEED 45

実験中


2021.09.16-2022.03.31
場所:桂図書館東北側斜面













  • レーダー型降雨計・土壌水分モニタリングによる桂図書館周辺の斜面災害警戒アラートの開発

    研究背景:道路交通における斜面災害リスクの緩和

  • レーダー型降雨計・土壌水分モニタリングによる桂図書館周辺の斜面災害警戒アラートの開発

    斜面内の水分量に基づく新しい通行規制・解除の発令基準。(参照:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/doshakeikai.html)

  • レーダー型降雨計・土壌水分モニタリングによる桂図書館周辺の斜面災害警戒アラートの開発

    土壌水分計測(左)と気象観測(右)の様子

どんな実験?

近年、豪雨による斜面災害が日本各地で頻発しています。降雨による斜面災害の形態は多岐にわたりますが、道路交通の問題を取り上げると、豪雨時に適切なタイミングで交通規制の発令と解除を行うことが斜面災害の回避にとって重要です。この判断基準に資する計測データを収集することを目的に、人工斜面である桂新広場をフィールドとして、降雨量、斜面内の水分量である土壌水分量などを最小の計測システムでモニタリングします。さらに、広域的な降雨量をレーダー型雨量計で解析することで、桂図書館周辺の斜面災害に関する警戒アラートを開発します。

宮﨑助教が所属する研究グループは、道路斜面災害を低減することを目的に、土壌水分量を用いた新たな道路斜面監視システムの開発を進めてきました*1。気象庁が発表する土砂災害警戒情報を道路監視用のシステムへと昇華する取り組みが行われています。既に、大阪府や近畿地方整備局が管轄する一部の異常気象時通行規制区間*2において、本システムに基づく通行規制の発令および解除ルールが導入されています。

しかし、はたしてある斜面が降雨量や斜面内の水分量だけで安全であるかどうか正確に評価することはできるのでしょうか?地質構造が複雑な自然斜面ではなく、造成盛土で建設された桂新広場をフィールドとして実証研究を進めることで、この問いに資するデータを収集します。

収集された計測データはオープンデータとして公開予定です。今後、豪雨時において、桂図書館周辺の斜面における危険度判定に利用されるよう、ユーザーの危機管理対策へ貢献できるよう取り組んでいきます。

注)
*1 https://www.kkr.mlit.go.jp/road/shintoshikenkyukai/project/55.html
*2 https://www.kkr.mlit.go.jp/road/disaster/dorobosaijyokisyouji.html

OTHER SEEDS

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